デロイトは、Z世代とミレニアル世代を対象に仕事や世界全体に対する考えを調査し、結果を公表した。同調査では環境とサステナビリティについての調査も行われた。
同社は、北米、ラテンアメリカ、西ヨーロッパ、東ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア太平洋の44か国から22,800人以上のZ世代(1995~2005年生まれ)とミレニアル世代(1983~1994年生まれ)の回答者を対象に調査を実施した。
同調査において、Z世代とミレニアル世代のおよそ10人に6人が、ここ1ヶ月の間に気候変動について心配や不安を感じたことがあると答えた。
また、両世代のうち多くが企業が気候変動に対処するよう後押しする上で、政府が大きな役割を果たすべきだと感じている。また、消費者がより持続可能な購買決定を行えるようなメーカー側の努力も必要であると考えている。両世代は、彼らのキャリア決定や消費行動を通じて、企業に行動を促している。
また、下のような具体的な結果も得られた。
- Z世代のうち46%が、またミレニアル世代のうち42%が、気候変動を理由に転職または業界変更を予定している。
- Z世代のうち54%が、またミレニアル世代のうち48%が、自分または同僚が雇用主に気候変動対策を講じるよう警告していると回答した。
- Z世代のうち64%が、またミレニアル世代のうち63%が、環境に配慮した製品を購入するために、より多くのお金を払うと回答した。
- Z世代のうち25%が、またミレニアル世代のうち24%が、持続不可能な慣行のために企業との関係を断ち切ったり、縮小したりしたことがあると回答した。
同社は、環境やサステナビリティに関する問題は両世代にとって最も懸念している問題であるとした。
【参照ページ】
(原文)024 Gen Z and Millennial Survey: Living and working with purpose in a transforming world
(日本語参考訳)2024 年 Z 世代とミレニアル世代に関する調査: 変化する世界で目的を持って暮らし、働く