NZIA、目標設定プロトコルV1.0に関するパブリックコンサルテーションを開始

10月31日、Net-Zero Insurance Alliance(NZIA)は目標設定プロトコルのバージョン1.0のパブリックコンサルテーションを開始した。

NZIAは、本プロトコルを再保険引受ポートフォリオにおける初の試みと位置づけている。同プロトコルは、目標設定と報告に対するNZIAの推奨するアプローチの概要と、将来どのように進化していくかを示している。

この発表によれば、公開コンサルテーションは、保険業界や主要なステークホルダーがこのプロトコル第1.0版に対してフィードバックを提供する機会であるとしている。

NZIAターゲット・セッティング・プロトコルの最終バージョン1.0は、2023年1月に開始される予定だ。NZIAの既存会員は、その後、2023年7月までに初期目標を設定し、開示することになる、とNZIAは付け加えている。

さらに、NZIAによれば、プロトコルは、保険ポートフォリオに関連する温室効果ガス排出量(「保険関連排出量」)を測定する世界初の会計基準の立ち上げを踏まえたものである。

【参照ページ】
(原文)Net-Zero Insurance Alliance Launches Public Consultation on Version 1.0 of the Alliance’s Target-Setting Protocol
(日本語訳)ネットゼロ保険アライアンス「目標設定プロトコル第1.0版」の公開コンサルティングを開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-15

    ESRS開示項目66%削減案へEFRAGが草案公表。ダブルマテリアリティ評価も負担軽減

    7月、欧州のサステナビリティ報告基準を策定する欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、欧州サステ…
  2. ISSB×SASBスタンダード改訂:実務対応の整理とステップガイド

    2025-7-11

    ISSB×SASBスタンダード改訂:実務対応の整理とステップガイド

    2025年7月に公表されたSASBスタンダードの改訂案は、IFRS S2の産業別ガイダンスと連動す…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る