Starbucks財団、地域社会のインパクト創出を目的とした助成金を発表

3月11日、Starbucks財団は、Starbucksが事業を展開する世界中の地域社会で、地域に密着したインパクトを与えることを目的とした新しいグローバル・コミュニティ・インパクト・グラントのポートフォリオに、2030年までに3,000万ドル(約35億円)の助成金拠出を発表した。

Starbucks財団は、この取り組みの拡大のため、アジア太平洋地域、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域、ラテンアメリカ・カリブ海地域の3つの地域でスターバックスブランドを展開するパートナー企業を募り、地域の非営利団体を助成金の対象として推薦することを決定した。

第1回目の助成金は、Starbucksの第12回「Global Month of Good」の一環として今年4月に授与する予定で、Starbucksの国際ライセンシーが40以上の市場から80以上の地域の非営利団体を推薦。助成金は、若者のエンパワーメント、インクルージョン&ダイバーシティ、社会サービス、飢餓救済、経済機会、コーヒー・紅茶・ココアの生産地など、Starbucks財団のコミュニティインパクト目標に沿った活動に対して拠出する。

この取り組みの一環として、ライセンシーはスターバックス財団と共同投資し、現物支給の寄付やスターバックスのパートナーのボランティア活動の奨励など、他のリソースを活用して、より大きな影響を与えることが奨励された。

ラテンアメリカおよびカリブ海地域では、Alsea財団がStarbucks財団との7年にわたるパートナーシップを基に、青少年の機会を支援し飢餓と戦うための助成金を追加提供し、今年はアルゼンチン、チリ、コロンビア、メキシコ、ウルグアイの弱者である若者へ援助を行う予定だ。

ヨーロッパ、中東、アフリカ地域では、レストランチェーンAmRestが、Doing Goodプログラムを通じて追加資金を提供。アジア太平洋地域では、PT Sari Coffee Indonesiaが、インドネシア全土の500人以上のスターバックスパートナーを動員し、体験型起業カリキュラムを通じて1,000人以上の若者のメンターやコーチとしてボランティア活動を行う。

【参照ページ】
(原文)The Starbucks Foundation Launches Global Community Impact Grants Initiative, Investing $30 Million by 2030
(日本語訳)スターバックス財団がグローバル・コミュニティ・インパクト・グラントのイニシアチブを開始、2030年までに3000万ドルを投資

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