Delta航空、TPG Rise Climateに出資。革新的な気候変動ソリューションを加速

3月9日、Delta航空は同社の年金制度を通じ、気候変動対策を大規模に支援する数十億ドル規模のインパクト投資ファンド「TPG Rise Climate」への投資を発表した。このファンドは、世界的なオルタナティブ資産運用会社であるTPGが2021年に立ち上げたものだ。

TPG Rise Climateは、クリーンエネルギー、脱炭素輸送、産業のグリーン化、農業・自然ソリューションにおける持続可能なソリューションをターゲットとしており、世界最大級の機関投資家やフォーチュン500に選ばれた20社以上の企業が参加している。

同社は、新しいインパクト・ファンドの立ち上げと同時にTPG Rise Climateに参加する予定だ。TPG Rise Climateの既存の企業投資家からなるこのグループは、定期的に会合を開き、知識、投資機会、ベストプラクティスを交換する。世界中の産業界に幅広い影響を与えるという共通のコミットメントのもと、TPG の投資プロセスの厳しさを利用して、技術・ソリューションを拡大する。

今回の発表は、Delta航空が参加したFirst Mover Coalitionに基づくものだ。TPGとの投資により、Delta航空は気候危機と戦うための革新的なソリューションに投資すると同時に、それらを拡大するための需要の促進を支援する継続的な取り組みをさらに強化する。

【参照ページ】
(原文)Delta invests in TPG Rise Climate to accelerate innovative climate solutions
(日本語訳)デルタ航空、TPG Rise Climateに出資し、革新的な気候変動ソリューションを加速

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

    2025-4-17

    【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

    EUにて2024年に導入が予定されていた森林破壊防止規則(EUDR)は、2025年12月への適用延…
  2. 2025-4-16

    IAGとマイクロソフト、最大規模のスコープ3持続可能航空燃料(SAF)契約を締結

    4月2日、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)とマイクロソフトは、業界全体のライフ…
  3. 気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    2025-4-15

    気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    ISSB(国際サステナビリティ基準審査会)やSSBJ(サステナビリティ基準委員会)が気候変動リスク…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る