9月21日、アマゾンは、クリーンエネルギー調達の大幅な拡大を発表し、世界各地で新たに71の風力・太陽光発電プロジェクトを公開、270万kWの容量を追加し、企業による世界最大の再生可能エネルギー購入者としての地位を確固たるものにした。
本発表により、アマゾンは21カ国において風力・太陽光発電所154件、屋上太陽光発電所225件を含む合計379件の再生可能エネルギープロジェクトを保有し、その発電容量は1850万kWとなった。アマゾンのグローバルな再生可能エネルギー・ポートフォリオが完全に稼働すれば、5万ギガワット時(GWh)のクリーンエネルギーを発電し、これは米国の460万世帯の年間電力需要に相当する電力量になる。
本プロジェクトには、インドにおける同社初の大規模太陽光発電所3件(420MWのクリーンエネルギー容量)、フランスとオーストリアにおける同社初の屋上太陽光発電所プロジェクト、ポーランドにおける同社初の太陽光発電所が含まれる。またアマゾンでは、米国南東部に100万kWのクリーンエネルギー容量を追加するほか、ブラジルに南米初の再生可能エネルギープロジェクトとなる12万2000kWの太陽光発電所を建設する。
アマゾン・ウェブ・サービスのCEOであるアダム・セリプスキーは、2030年の目標をはるかに上回る2025年までに事業全体の再生可能エネルギー100%を達成する予定であると述べている。アマゾンは2021年末までに事業全体の85%の再生可能エネルギーを達成した。
【参照ページ】
(原文)Amazon expands its renewable energy projects with firsts in Brazil, India, and Poland
(日本語訳)アマゾン、ブラジル、インド、ポーランドで初の再生可能エネルギープロジェクトを拡大