T-Mobile、バリューチェーン全体でネット・ゼロ・エミッションにコミット

 

1月30日、無線通信事業者のT-Mobile米国法人は、2040年までに、自社事業だけでなく、サプライヤーや顧客の端末利用による排出も含め、バリューチェーン全体で炭素排出量をネット・ゼロにする新たな目標を発表した。

T-Mobileは、Scope 1、2、3のすべての排出量について、Science Based Targets initiative(SBTi)がNet Zero Standardを通じて検証したネット・ゼロ目標を設定した初の米系無線会社となる。

T-Mobileはまた、2019年にAmazonとGlobal Optimismが共同で設立した、パリ協定より10年先にネット・ゼロを達成することを約束する企業や組織のクロスセクターコミュニティを作るイニシアティブ、The Climate Pledgeに参加したことを発表している。

本イニシアティブに署名した企業は、GHG排出量を定期的に測定・報告し、実際のビジネスの変化やイノベーションを通じてパリ協定に沿った脱炭素戦略を実施し、残った排出量を定量的、現実的、恒久的、社会的に有益な追加オフセットで中和し、2040年までに年間の炭素排出量ネット・ゼロを達成するなど多くのステップに同意する。

【参照ページ】
(原文)T-Mobile pledges net-zero emissions by 2040 – including Scope 3
(日本語参考訳)T-Mobile、バリューチェーン全体でネット・ゼロ・エミッションにコミット

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る