米電機メーカーCarrier、「Carrier Ventures」の設立を発表。顧客の脱炭素化を実現するスタートアップに投資
2月17日、米国電機メーカーのCarrierは、持続可能なイノベーションとコールドチェーン技術を加速する企業への投資を目的とした新しいVCファンドCarrier Venturesの設立を発表した。
Carrierによると、Carrier Venturesは顧客の大規模な脱炭素化に貢献する。Carrierは2020年にESG目標を導入した。その中には、顧客の二酸化炭素排出量を1ギガトン以上削減する目標が含まれており、より健康的で安全かつ持続可能な建物とコールドチェーンのソリューションの開発に向けて、今後10年間で20億ドル以上を投資する。
またCarrierは、今回の設立と同時にCarrier Venturesの最初の投資先であるAddVoltとOhmConnectの2社を紹介した。AddVoltは冷蔵輸送市場向けに世界初のプラグイン電気システムを開発しており、OhmConnectはグリッド需要が高い時間帯にエネルギーを節約することでユーザーに報酬を与えるサービスを提供している。