メドトロニック、脱炭素ロードマップを発表。バリューチェーンの2045年排出量ネット・ゼロにコミット
11月8日、医療機器メーカーのメドトロニック社は脱炭素ロードマップを発表した。これは、同社の気候変動への影響を低減するための計画を詳述したもので、2045年までにすべてのスコープでバリューチェーンの排出量をゼロにするという新たな目標も含まれている。
この新たな目標は、昨年発表した事業活動におけるカーボンニュートラルの達成を含む、
当社の既存の気候変動に関する目標をさらに発展させたものであり、ロードマップでは、この目標を達成するための取り組みを詳しく説明している。最大の効果は、主要なエネルギー源である化石燃料をバーチャルグリーン電力購入契約に置き換えることで得られる。また、効率化対策によるエネルギー使用量の削減、ユーティリティーとのパートナーシップによるクリーンエネルギー利用の拡大、再生可能エネルギークレジット(REC)やカーボンオフセットへの投資なども含まれる。
メドトロニック社は、サプライチェーンの排出量に対応するため、SBTi(Science Based Targets initiative)基準に沿った排出量目標の策定にサプライヤーを巻き込み、環境パフォーマンスや気候変動への影響を考慮したサプライヤー選定に影響を与える環境優先購買基準を策定するなどの取り組みを計画している。
またロードマップには製品ネットワーク設計の内部改善、梱包重量の削減、注文の集約、出荷密度の向上、気候パフォーマンスと進捗状況を毎年報告する輸送業者との提携など、物流ベースでの取り組み概要も記載されている。
【参照ページ】
(原文)Medtronic announces 2045 net zero emissions ambition to combat climate change
(日本語訳)メドトロニック、脱炭素ロードマップを発表。バリューチェーンの2045年排出量ネット・ゼロにコミット