バーバリー、自然保護・回復を目的とした「生物多様性戦略」を発表

バーバリー、自然保護・回復を目的とした「生物多様性戦略」を発表

ラグジュアリーブランドのバーバリーは、自社の事業が自然に与える影響に対処し、自社のバリューチェーンを超えて自然を保護・回復することを目的とした、新しい生物多様性戦略を発表した。

この新戦略は、バーバリーが今年実施した生物多様性ベースライン評価を受けたもので、最も生態系への影響が大きい地域を特定するものである。本評価では、レザー、カシミア、ウールが生物多様性に最も大きな影響を与えると同時に、当社のカーボンフットプリントに占める割合も高いことがわかった。

バーバリーの生物多様性戦略は、「自然の保護と回復」、「農業コミュニティへの支援の拡大」、「再生可能なサプライチェーンの開発」という3つの主要分野に焦点を当てている。この戦略の下での取り組みには、低炭素な未来のソリューションを加速し、自然をベースにしたプロジェクトに投資するために2020年に立ち上げられた「バーバリー再生基金」を通じた自社のバリューチェーン内外のプロジェクトの支援、原材料を調達する場所での農場レベルの認証やトレーニングの取り組みの強化、放牧や農業システムへの再生的でホリスティックな土地管理手法の適用などが含まれる。

2021年6月、バーバリーは新たな環境サステナビリティ目標を発表し、2040年までに「クライメート・ポジティブ」になることを約束した。これは、同社のネット・ゼロ目標を超え、バリューチェーンのフットプリントを超えて気候にプラスの影響を与えることを目指すものだ。バーバリーは、新たな生物多様性戦略が、クライメート・ポジティブなコミットメントに基づいていると述べている。

【参照ページ】
(原文)BURBERRY BUILDS ON CLIMATE POSITIVE COMMITMENT WITH BIODIVERSITY STRATEGY TO PROTECT, RESTORE AND REGENERATE NATURE
(日本語訳)バーバリー、自然保護・回復を目的とした「生物多様性戦略」を発表


以降のコンテンツは無料会員登録を行うと閲覧可能になります。無料会員登録を行う

すでに登録済みの方はログイン画面へ

[/um_loggedout]

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る