7月15日、炭素鉱物化技術を提供するスタートアップ企業の44.01は、シリーズAの資金調達ラウンドで3,700万ドル(約58億円)を調達したと発表した。調達された資金は、同社が引き続き技術を改良し、商業規模のプロジェクトを開発し、国際的に展開していくために使われるという。
同社は二酸化炭素を岩石に変えることによって炭素除去を行う。自然で起こっている二酸化炭素鉱物化プロセスを促進することにより、回収した二酸化炭素を1年以内に安定した炭酸塩鉱物、または岩石へ鉱化することができるという。同社は大気中、あるいは排出量の削減が難しい産業プロセスから回収した二酸化炭素を除去する助けになる。
同社によると、二酸化炭素を鉱化できる苦鉄質および超苦鉄質岩は全ての大陸で発見されており、同社の鉱化技術はグローバルな気候変動解決策となり得るという。また同社は、オマーンとアラブ首長国連邦でパイロットプロジェクトを成功させている。
【参照ページ】
(原文)44.01 completes $37m Series A investment round
(日本語参考訳)44.01、3,700万ドルのシリーズA投資ラウンドを完了