Aneo、RWEのスウェーデン風力発電事業を買収

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1月23日、北欧を拠点とする再生可能エネルギー企業のAneoは、独エネルギー大手RWEの子会社であるRWE Renewables Swedenが保有するスウェーデンの風力発電ポートフォリオを買収することで合意したと発表した。

今回の買収には、陸上風力発電所11カ所(計124メガワット)に加え、スウェーデン南東部エーランド島沖に位置する近海型風力発電(48メガワット)が含まれる。年間発電量は約500ギガワット時に達し、主にスウェーデン南部の電力価格エリア「SE4」で供給される見通しだ。

近海型施設である「Kårehamn」は10年以上の運転実績を持ち、スカンジナビア地域でも運用効率の高い風力発電所の一つとされている。買収には、進行中の開発案件や運転・保守(O&M)業務、ならびに関連する従業員も含まれる。

Aneoのグンナル・ホヴランド最高経営責任者(CEO)は「今回の買収により、スウェーデン市場での規模を大きく拡大できる。地理的・技術的にも発電ポートフォリオの分散が進む」と述べ、北欧地域における長期的な成長戦略の一環であると強調した。

今回の取引は、Aneoが進めているスウェーデンの再生可能エネルギー企業Arise ABの買収に続くもの。同社に対する公開買付では応募率が97%を超え、1月中にNasdaq Stockholmから上場廃止となる予定だ。Aneoはその後、Ariseの経営体制を引き継ぐ。

ホヴランドCEOは「AriseとRWEの事業を組み合わせることで、発電量はスウェーデン国内で2倍以上となり、運営・開発の両面で高い専門性を持つ人材を確保できる」と述べた。

近年、国際的なエネルギー企業の一部が北欧の風力発電市場から撤退する中、Aneoは逆張り的に投資を拡大している。2024年10月以降、今回で6件目の取引となり、北欧に根差した長期的な再生可能エネルギー事業者としての地位を強化している。

取引はすでに契約締結済みで、今後スウェーデン当局の規制承認を経て、数カ月以内に完了する見通し。

一方、RWE側も声明を発表し、RWE Renewables Europe & Australiaのカーチャ・ヴュンシェルCEOは「スウェーデンの風力事業とプロジェクトチームが、北欧市場に注力するAneoのもとで継続されることをうれしく思う」と述べた。RWEは今後、成長性の高い重点市場での大規模再生可能エネルギー事業に経営資源を集中させるとしている。

(原文)Aneo Acquires RWE’s Swedish Wind Power Portfolio
(日本語参考訳)アネオがRWEのスウェーデン風力発電ポートフォリオを買収

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