フォード、新エネルギー部門トップにリサ・ドレイク氏

1月28日、米自動車大手のFord Motor Companyは、同社の新エネルギー事業部門「Ford Energy」の社長にリサ・ドレイク氏を即日付で任命したと発表した。ドレイク氏は副会長のジョン・ローラー氏に直属し、同社が2025年12月に設立を公表した蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)事業の立ち上げを担う。
ドレイク氏は、Ford Energyにおける電池セルの製造からシステムの組み立て、販売に至るまで、事業全体の統括責任を負う。今後、電力インフラの安定性と強靭性を支える蓄電池需要の拡大を見据え、高成長市場での競争力確保に向けた経営体制の構築を進める。
ローラー副会長は声明で、「ドレイク氏は複雑な産業システムの拡張や重要なサプライチェーン確保において豊富な経験を持つ。電力会社や大口需要家向けに、信頼性の高い蓄電池エネルギー貯蔵への需要が高まる中、彼女のリーダーシップは不可欠だ」と述べた。
ドレイク氏は直近まで、フォードの技術プラットフォームおよび電気自動車(EV)システム担当副社長を務め、電池および電動パワートレインの工業化戦略を主導してきた。製造プロセスの立ち上げや調達分野での知見を生かし、フォードが強みとする電池技術と米国内の製造基盤を活用した新事業の実用化を進める。
ドレイク氏は「Ford Energyは、当社の電池製造能力の価値を最大化する取り組みだ。まずは電力会社など大規模顧客向けの系統用蓄電池事業に注力しつつ、家庭用エネルギー貯蔵向けの電池セル供給も視野に入れる」とコメントした。
フォードは、電動化戦略の次の成長分野としてエネルギー分野への事業拡張を進めており、Ford Energyはすでに営業を開始している。
(原文)Lisa Drake Appointed President, Ford Energy; Will Launch New Battery Energy Storage Business

