P&G、Engieとの過去最大の太陽光発電取引について発表

P&G、Engieとの過去最大の太陽光発電取引について発表

9月20日、Procter and Gamble(P&G)は、テキサス州ヒル郡にあるサンバレー再生可能エネルギープロジェクトにおいて、エネルギー供給会社であるENGIEと200MWの電力購入契約(PPA)を締結し、これまでで最大の太陽光発電に関する契約を締結したことを発表した。

本契約により、P&Gは年間53万MWh以上の再生可能エネルギーを供給し、年間36万7000トン以上のCO2相当を電力網から置き換えることが期待される。

P&Gは今回の合意について、2040年までのネット・ゼロ目標に向けた行動を加速させる計画の一環であると述べている。同社は昨年、ネット・ゼロの目標を発表し、2030年の中間目標として、事業所全体の排出量を50%、サプライチェーン全体の排出量を40%削減することを掲げている。

サンバレー・ソーラー・プロジェクトは、ENGIEが北米で稼働中または建設中の5GW以上の風力、太陽光、蓄電池の一部を構成している。ENGIEは昨年、90~100億ユーロの資産売却とともに、自然エネルギーとエネルギーソリューションへの大規模な投資計画を含む、大規模なリポジショニング戦略を発表している。同社は、2025年まで毎年3~4GWの追加を目指し、2030年までに80GWの自然エネルギー容量を見込んでおり、欧州、北米、中南米で陸上風力、洋上風力、太陽光などのプロジェクトを展開している。

【参照ページ】
(参考記事)P&G and ENGIE Collaborate on New Renewable Energy Project in Hill County, Texas

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESG Journal Cafe

    2024-10-7

    イベントレポート 『主要評価5機関の効果的な対応方法』

    【ESG Journal Cafe イベントレポート】第二回イベント『主要評価5機関の効果的な対応…
  2. 2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 2024-9-30

    MSCI、新たなカーボンニュートラルランキングを発表

    アメリカの金融サービス企業であるMSCIは、新たに「カーボンニュートラルランキング」を導入し、企業…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る