8月3日、JYPエンターテインメント(JYP)は、韓国エンターテインメント会社の中で初めてESGレポートの発刊を発表した。
JYPは、TWICEやNiziU等のアーティストを抱え、韓国三大芸能事務所のうちの1つである。JYPは「LEADER IN ENTERTAINMENT」というスローガンのもと、ESGのビジョンとして「Leader of Change」を掲げている。
本報告書には、JYPによる環境、社会、ガバナンスの3つの領域に関する詳細がまとめられている。
環境の領域では、気候変動に対応するため、韓国のエンターテイメント業界として初めて100%再生可能エネルギー転換を達成した。また、韓国エネルギー公団から韓国版RE100であるK-RE100を承認された。
社会の領域では、労働時間と勤務地の柔軟性の確保、従業員向けメンタルケアサポートの提供を開始した。「人柄や実力基盤のトレーニングシステム」を構築してアーティストを育成し、「社員たちの暮らしの質の向上に向けたプログラムの運営」「パートナーとの同伴成長支援体系の作成」など、多様なステークホルダーが成長できる基盤を整えた。
ガバナンスの領域では、取締役会内の女性取締役会の比率を25%、社外取締役の比率を50%に上方修正し達成した。また、取締役会構成の多様性を確保し、取締役会内の監査・ESG・報酬委員会の新規設置などで透明性を高めた。