JYPエンターテイメント、同社初のESGレポートを発刊

JYPエンターテイメント、同社初のESGレポートを発刊

8月3日、JYPエンターテインメント(JYP)は、韓国エンターテインメント会社の中で初めてESGレポートの発刊を発表した。

JYPは、TWICEやNiziU等のアーティストを抱え、韓国三大芸能事務所のうちの1つである。JYPは「LEADER IN ENTERTAINMENT」というスローガンのもと、ESGのビジョンとして「Leader of Change」を掲げている。

本報告書には、JYPによる環境、社会、ガバナンスの3つの領域に関する詳細がまとめられている。

環境の領域では、気候変動に対応するため、韓国のエンターテイメント業界として初めて100%再生可能エネルギー転換を達成した。また、韓国エネルギー公団から韓国版RE100であるK-RE100を承認された。

社会の領域では、労働時間と勤務地の柔軟性の確保、従業員向けメンタルケアサポートの提供を開始した。「人柄や実力基盤のトレーニングシステム」を構築してアーティストを育成し、「社員たちの暮らしの質の向上に向けたプログラムの運営」「パートナーとの同伴成長支援体系の作成」など、多様なステークホルダーが成長できる基盤を整えた。

ガバナンスの領域では、取締役会内の女性取締役会の比率を25%、社外取締役の比率を50%に上方修正し達成した。また、取締役会構成の多様性を確保し、取締役会内の監査・ESG・報酬委員会の新規設置などで透明性を高めた。

【参照ページ】
JYP Entertainment ESG Report 2021

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-7

    EUタクソノミーの簡素化を提言――企業の報告負担削減へ

    2月5日、EUのサステナブルファイナンスに関するプラットフォーム(Platform on Sust…
  2. 2025-2-6

    Schroders、FCAの持続可能性開示要件(SDR)全4種のラベルを採用へ

    1月27日、Schrodersは、英国金融行動監視機構(FCA)のサステナビリティ情報開示要件(S…
  3. 2025-2-5

    テキサス州検事総長ら、米国主要金融機関に対しESGの取り組みについて警告を発表

    1月23日、テキサス州の検事総長であるKen Paxton氏と10州の検事総長は、BlackRoc…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る