7月28日、金融情報サービス会社であるFitch Groupは、グローバルな従業員における女性の割合と、米国および英国における少数民族の割合を増加させるという目標を含む、新たなグローバル多様性、平等性および包括性(DEI)戦略の立ち上げを発表した。
Fitchによると、「DEI透明性レポート」に盛り込まれた新戦略は、DEIに関する従業員の説明責任を強化し、男女平等と優秀な人材の機会拡大に対するFitchのコミットメントを強化する。
本報告書は、FitchのDEI戦略の主要な優先目標を概説している。目標には、代表的な人材の採用・関与・保持・育成の増加、公平で包括的な企業文化の強化、商品・調査・分析を通じて業界のリーダーシップを発揮し、代表的なグループのスキルや雇用機会を高める教育および学習機会へのアクセスの民主化を支援し、多様な所有者による製品およびサービスの利用を拡大すること、が含まれている。
また、DEIレポートには、2030年の目標として、エグゼクティブおよびマネージングディレクターレベルの女性比率を現在の26%から35%に引き上げること、エスニックマイノリティの比率を現在の15%から35%にすることなどが盛り込まれている。
【参照ページ】
(原文)FITCH DIVERSITY, EQUITY AND INCLUSION TRANSPARENCY REPORT 2021