2月16日、多国籍エンジニアリング企業のABBは、カナダのデータ・分析会社EarthDaily Analytics(EDA)から約3,000万ドル(約34億円)相当の契約の受注を発表した。本受注は2022年第1四半期に計上する。
人工衛星は、搭載する「マルチスペクトル画像システム」によって、特定の光の周波数でデータを取得する。また、ABBの技術を衛星ネットワークに導入することで、衛星が地球を一周する間に、地球の陸地や広大な海域の画像を継続的に取得することができる。EDAの人工知能ベースの分析システムは、これらの画像から収集したデータを処理し、地球の生態系や、気候変動の影響・進行に関する情報を含む実用的な洞察を提供する。
また、本システムは農作物の健康状態の監視や森林火災の発生状況の予測などにも役立つ可能性がある。収集されたデータは、環境保護や持続可能な資源管理など、積極的な環境活動への支援にも貢献する。
本プロジェクトにおいてABBは、Xiphos Systems CorporationやLoft Orbitalと協力する予定である。
【参照ページ】
(原文)ABB secures $30 million order for satellite imaging technology helping detect environmental changes in near real-time
(日本語訳)ABB、衛星画像処理技術を約34億円で受注