Danske Bank、ローンポートフォリオのCO2削減目標を2030年に設定

2月2日、コペンハーゲンに本拠を置く北欧の銀行Danske Bankは、海運、エネルギー公共事業、石油・ガス探査・生産など、炭素集約型のいくつかのセクターを対象とした、2030年の一連の新しい排出削減目標を発表した。Danske Bankは、2050年までにローンポートフォリオをネットゼロにすることを目指すと表明している。

融資による排出は、通常、金融機関の気候変動への影響のうち最も大きな部分を占めている。Danske Bankの新たな2030年の目標は、同行の貸付債権のうち、CO2排出量が最も多い3つのセクターを対象としている。

新しい目標には、石油・ガス生産における融資エクスポージャーの50%削減、海運における輸送単位あたりの排出量の20~30%削減、電力会社における発電・熱供給1kWhあたりの炭素排出量の30%削減が含まれている。

【参照ページ】
(原文)Danske Bank sets 2030 targets for CO2 reduction in loan portfolio
(日本語訳)Danske Bank、ローンポートフォリオのCO2削減目標を2030年に設定

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 炭素会計導入のヒントと最新ツールの動向

    2025-1-22

    炭素会計導入のヒントと最新ツールの動向

    温室効果ガス(GHG)の排出削減が企業の重要課題となる中、「炭素会計」はその解決策として注目を集め…
  2. 2025-1-21

    アメリカがパリ協定から離脱表明、気候変動対応も転換。

    1月20日、アメリカのトランプ大統領は、地球温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定からの離脱を正式に…
  3. 2025-1-20

    モルガン・スタンレー等の米大手銀行がNZBA脱退。GFANZは再編を発表し資本獲得へ

    1月2日、ロイターによれば、投資銀行のモルガン・スタンレーは、ネットゼロ・バンキング・アライアンス…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る