6月30日、電気自動車(EV)の急速充電を専門とするElectraは、フランスで一般公開されている急速充電ポイントによるネットワークの拡大、およびヨーロッパでの事業拡大を目的として、1億6000万ユーロ(約23億円)のエクイティファイナンスを実施したと発表した。
2021年に設立されたElectraは、EV普及の主な障害の1つを解決するために、急速充電ネットワークを展開することを目的としている。同社のアプリは、顧客の車両、近隣の充電ステーションの空き状況や電力を分析し、最適な充電オプションを推奨する。エレクトラの目標は、2022年末までに300カ所、2023年末までに600カ所、2030年までに8,000カ所以上の充電ポイントを設置することだ。
今回の資金調達は、急速充電器分野でフランス企業が達成した最大のもので、グローバルな投資グループであるEurazeoが主導し、RGREEN Invest、RIVE Private Investment、Serena、Chopardグループ、SNCFグループ(574 Invest)、RATP Capital Innovationが参加した。
Eurazeoによると、運輸部門の脱炭素化支援は、2026年までに55万トンのCO2排出を回避することにつながるという。
【参考ページ】
(原文)Bornes de recharge : le Français Electra lève 160 millions d’euros
(日本語)充電ステーション:仏エレクトラ社が1億6千万ユーロを調達