インパクト評価スタートアップのProof of Impactが約8億円の資金調達を実施

インパクト評価スタートアップのProof of Impactが約8億円の資金調達を実施

8月2日、ESGおよびインパクトデータのインテリジェンスプラットフォームProof of Impact(POI)は、プレシリーズA資金調達ラウンドで600万ドル(約8億円)を調達したことを発表した。

2019年に設立されたPOIのデジタルプラットフォームは、ESGおよびインパクトデータを収集、検証、可視化し、きめ細かい洞察と文脈分析を提供し、投資家や企業がインパクトとESG関連の進捗を評価し、検証したインパクトを財務パフォーマンスと関連付けられるようにすることを目的としている。本プラットフォームは現在、30以上の産業で運用されている。

今回の資金調達により、POIは、プライベートクレジットやプライベートエクイティのファンドマネージャーを中心とした市場開拓を加速させ、インパクト連動型金融ソリューションを拡大し、ブロックチェーンベースのイノベーションを含むコア製品の提供をさらに拡大させるために使用される。

本資金調達ラウンドは、当初の目標額500万ドル(約6.7億円)から大きく拡大した。同ラウンドは、楽天キャピタルが主導し、フランクリン・テンプルトン・ブロックチェーンファンド、Five T、ブロックロケットVC、アドバイタ・キャピタル、および既存の投資家フランクリン・テンプルトン・アドバイザーズ、CV VC、ワーキングキャピタルファンド、アシリ、オックスフォードエンジェルファンドなどのグローバル投資家が参加して行われた。

【参考ページ】
(原文)Proof of Impact Raises $6 Million in Pre-Series A Funding
(日本語訳)Proof of ImpactがプレシリーズA資金調達で600万ドルを調達

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る