インドネシア政府、エネルギー分野での補助金・補償金の調整を衆議院で承認

インドネシア政府、エネルギー分野での補助金・補償金の調整を衆議院で承認

5月19日、インドネシア政府下院予算委員会(DPR)は、スリ・ムルヤニ・インドラワティ財務大臣が提案した、エネルギー部門に対する補助金および補償金の調整案を承認した。

本提案は、政府が国家予算の健全性と持続可能性を維持することにより、経済回復を維持し、人々の購買力を保護することに一貫して取り組む中で、商品価格の上昇に対応するためになされたものである。

スリ・ムルヤニ財務大臣は、2022年国家予算で使用される想定インドネシア原油価格(ICP)は1バレルあたり63ドル(約8,030円)であるが、現在のICP価格は1バレルあたり102.5ドル(約13,064円)であることを指摘した。また、原油価格の高騰と価格調整に関する政策の欠如により、補助金と補償金が大幅に増加したと付け加えた。

政府は、燃料の小売価格と経済価格の差が拡大していることを踏まえ、石油燃料とLPGの供給と手頃な価格を維持することを約束する。また、企業財務の健全性と国家エネルギーの利用可能性を維持するために、政府は直ちに補助金と補償金の上限を調整する必要がある。

【参照ページ】
(原文)House of Representatives Approves Adjustment of Subsidy, Compensation for Energy Sector
(日本語訳)インドネシア政府、エネルギー分野での補助金・補償金の調整を衆議院で承認

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る