ミュンヘン再保険、米国市場初のグリーンボンドを発行

5月24日、ドイツの保険・再保険会社のミュンヘン再保険は、12億5000万ドル(約1,600億円)のグリーンボンドの募集を完了したことを発表した。本発行は、同社にとって3本目のグリーンボンドであり、米国市場向けには初となる。

ミュンヘン再保険は、2020年9月に12億5000万ユーロ(約1,700億円)の初回グリーンボンドを発行し、持続可能な林業や農業、グリーンビルディング、再生可能エネルギー開発、水・廃水管理、循環経済に関するプロジェクトなどの投資を通じて資金を全額充当してきた。2021年9月に10億ユーロ(約1,400億円)の募集で2本目のグリーンボンドを発売する。

ミュンヘン再保険は、3回目の募集で得た資金を、再生可能エネルギー、エネルギー効率、クリーン輸送、グリーンビルディング、持続可能な上下水道管理、エコ効率および/または循環型経済、天然資源と土地の環境的に持続可能な管理への株式と負債の投資を含め、グリーンボンドの枠組みに従って持続可能なプロジェクトの融資や借り換えに使うと表明している。

【参照ページ】
(原文)Munich Re’s third green bond targets US market
(日本語訳)ミュンヘン再保険、米国市場初のグリーンボンドを発行

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る