Novata、プライベート・マーケット向けESGデータ・プラットフォームを発表

 

4月4日、Novataは未上場企業のESG指標の収集・報告を目的とした、ESGデータ管理プラットフォームの立ち上げを発表した。

NovataはS&P Global 、the Ford Foundation 、Hamilton Lane 、 Omidyar Networkを含むコンソーシアムが昨年設立した公益法人で、複数の大手プライベートエクイティ企業や年金基金が支援・助言を行っている。

Novataによると、本プラットフォームは、ゼネラルパートナー(GP)とリミテッドパートナー(LP)のニーズに基づき、プライベートマーケットにおけるESGへの関心の高まりと、市場参加者がESGデータを収集・測定する際の課題から生まれた。

本プラットフォームは、ユーザーに明確なESG指標の定義、収集すべき指標とその計算方法に関する実用的なガイダンスを提供し、未公開企業のESGインパクトの明確なビューを提供し、投資家とポートフォリオ企業のESGデータ収集プロセスを簡素化するよう設計されている。

本プラットフォームが提供・追跡する主な指標には、環境カテゴリ(GHG排出量、再生可能エネルギー使用、水・廃水管理)、社会問題(エンゲージメント、多様性と受容、従業員の健康と安全、データセキュリティ)、ガバナンス要素(取締役の多様性、ビジネス倫理、汚職・贈賄、システムリスク管理など)が含まれる。

【参照ページ】
(参考記事)Novata Launches Novel Technology Platform to Enable Private Markets to Track ESG Data

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. ESMAのESG評価機関規則がもたらす変化と企業への影響(26年7月適用)

    2025-6-30

    ESMAのESG評価機関規則がもたらす変化と企業への影響(26年7月適用)

    2025年6月20日、欧州証券市場監督局(ESMA)が策定を進める新たなESG評価規則「Regul…
  3. 2025-6-26

    EU炭素国境措置、簡素化で合意 中小企業の9割が対象外に

    6月13日、欧州議会とEU理事会は、域外からの輸入品に事実上の炭素税を課す「炭素国境調整メカニズム…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る