KKR、2兆円のインフラファンドを組成。前身ファンドの2倍超

 

3月14日、KKRは170億ドル(約2兆96億円)のKKR Global Infrastructure Investors IV fundの最終クロージングを発表した。本ファンドは、当初報告された目標額120億ドル(約1兆4,191億円)を大幅に上回り、前身ファンドの72億ドル(約8,514億円)の2倍以上の規模になった。

KKRによると、年金・政府系ファンド・保険会社・寄付金や財団・プライベートウェルス・プラットフォーム・ファミリーオフィス・富裕層の個人投資家など、新規および既存の幅広い投資家から支持を得ている。KKRは、会社のバランスシート、関連会社、社員のコミットメントを通じて、本ファンドに10億ドル(約1,182億円)を投資する。

KKRは、道路・鉄道・港湾・空港・電力・水・通信など、経済を支えるために必要な投資は、2017年から2035年の間に年平均3兆7000億ドル(約437兆円)であり、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成するにはさらに年最大1兆ドル(約118兆円)が必要になるというMcKinsey Global Instituteの調査結果を引用している。

【参照ページ】
(原文)KKR CLOSES $17 BILLION GLOBAL INFRASTRUCTURE FUND
(日本語訳)KKR、2兆円のインフラファンドを組成。前身ファンドの2倍超70億ドルを調達、前身ファンドの2倍超に

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る