9月18日、機関投資家向け自然資本データプロバイダーNatureAlphaは、新たな「TNFDコア指標モジュール」と「生物多様性VaR(バリュー・アット・リスク)指標」を発表した。本ツールにより、投資家は生物多様性と自然リスクの複雑な状況をナビゲートできる。
TNFDコア指標モジュールは、NatureAlphaの「自然と生物多様性の分析」フレームワークに基づき、移行リスクの最小化、影響と依存性の測定、物理的リスクの低減、自然をポジティブにする経路との整合性の確保という4つの主要な側面に焦点を当てている。これらの側面は、基本的なフットプリント・データから高度なシナリオ分析に至るまで、様々なデータ測定基準やモデルを包含する。
生物多様性VaRは、投資ポートフォリオにおける生物多様性に関連するリスクと機会を測定するための定量評価を提供する。生物多様性と自然の損失が企業の評価にどのような影響を与えるかを明らかにするもので、生物多様性インタクト、TNFDが推奨する移行シナリオ、科学文献から抽出したマテリアリティ・モデルを組み合わせ、シナリオを作成する。地理空間的に生成された特定のデータを統合し、企業固有の洞察も提供する。
NatureAlphaは現在、135を超える自然と生物多様性の指標を提供する。機関投資家がTNFDと連携し、生物多様性のグローバルな目標に効果的に関与することをサポートしている。
【参照ページ】
(原文)TNFD launch | NatureAlpha launches TNFD Core Metrics & Biodiversity VaR
(日本語参考訳)NatureAlpha、TNFDコア指標モジュールと生物多様性VaRを発表