11月4日、秋田県は県内の重要港湾3港(秋田港、船川港、能代港)及びその周辺地域における脱炭素化の推進に向け、具体的な取り組みなどを検討・協議することが必要なことから、民間事業者などで構成する「秋田県カーボンニュートラルポート(CNP)協議会」の設置を発表した。
秋田県は、県全体を俯瞰する「協議会」と、湾港ごとの特性を踏まえた意見交換を行う「部会」を設置し、検討を進める。
また、石狩市では、2023年に運転開始となる石狩湾新港洋上風力発電所から発生する余剰電力を活用した水素製造並びに地元地域での水素利用について検討を開始するという。洋上風力発電由来の電気を活用した洋上風力発電オンサイトでの海水水分解による水素製造・海上輸送・貯蓄・地産地消の事業実証に向けた検討を実施する。
今後は国内外での水素実証事業の経験を有する協力企業と共に、補助金の適用可否、資金調達の可能性を含む実証事業の実現性の評価に取り組む。
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秋田県カーボンニュートラルポート(CNP)協議会