3月23日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対して選定を依頼していた「優れた TCFD 開示」企業を発表した。
GPIFは運用機関に、最大5社「優れた TCFD 開示」の選定を依頼するとともに、開示の4項目(ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標)についても、それぞれ最大3社の優れた開示の選定を依頼した。
結果として27社が選定され、4機関以上の運用機関から高い評価を得た「優れたTCFD開示」として、キリンホールディングスが8機関、三菱UFJフィナンシャル・グループが5機関、リコーが5機関、日立製作所が4機関から評価を得た。
全体票数でみるとキリンホールディングスが首位となったが、項目別でみると、ガバナンスと指標・目標では住友化学が、戦略では日立製作所が首位となった。