キリンHD、責任ある飲酒に関するグローバルマーケティング指針を策定

キリンHD、責任ある飲酒に関するグローバルマーケティング指針を策定

1月12日、キリンホールディングス株式会社は、「責任ある飲酒に関するグローバルマーケティング指針」の策定を発表した。


本指針は「キリングループCSVパーパス」の一つである「酒類メーカーとしての責任」の取り組みの一環である。同社はアルコール関連問題に対する基本方針を既に公開しているが、今回新たに責任ある飲酒に関するマーケティングについての指針を策定した。

本指針は、酒類メーカーとして責任ある事業を展開することを社会へ向けて約束し、社会や顧客からの信頼と共感を呼ぶことで、「アルコールの有害飲酒の根絶」に向けた取り組みを発展させることを目的としている。本指針を適用する対象会社はキリンビール株式会社、メルシャン株式会社、Lion Pty Ltd、および Myanmar Brewery Limited である。

キリングループは、広告表現や適切な表示などの自主規準や、地域によっては行政と連動した基準の強化・遵守、および適正飲酒に関する正しい知識の普及啓発に最も重点を置くとしており、本指針には、法令遵守、倫理性、社会規範、製品表示、広告宣伝、ガバナンスそれぞれについての原則が定められている。

キリングループは、今般の指針策定のように「酒類メーカーとしての責任」を果たし、「健康」「地域社会・コミュニティ」「環境」という社会課題に取り組むことで、こころ豊かな社会を実現するとしている。

【参照ページ】
責任ある飲酒に関するグローバルマーケティング指針を策定

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…
  2. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る