MS&ADらの研究グループ、洪水氾濫域の増減傾向を衛星画像から検出する手法を開発

芝浦工業大学工学部土木工学科平林由希子教授、東京大学生産技術研究所山崎大准教授らの研究グループは、MS&AD インターリスク総研株式会社と共同で、気候変動により変わりつつある洪水リスクの解析に取り組んだ。

過去 35 年間の世界の洪水頻度の変化を衛星画像から検出し、さらに近年の洪水に対する地球温暖化の影響を、気候モデルを用いて解析し、最新の温暖化実験(CMIP6)による洪水予測を公開した。

同研究グループは今後、2021年7月1日から国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「官民による若手研究者発掘支援事業」の下、テーマ名「気候モデル出力と地理情報ビッグデータを活用した広域洪水リスク情報創出(JP21500379)」において、より高度な洪水リスク研究に取り組み、産業界での活用までを視野に入れた高精度の広域洪水リスク情報の創出とその実用化に向けた研究を加速させるとしている。

【参照ページ】気候変動により変わりつつある洪水リスクを把握

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