トラストレース、新データハブを発表。AI活用でサプライチェーン管理を刷新

5月13日、ストックホルムに本社を置くトラストレースがAIを駆使した新しいデータハブを発表した。インド、フランス、ドイツ、アメリカにオフィスを持ち、サプライチェーンのトレーサビリティとコンプライアンスデータ管理を行う同社は、企業がサプライチェーンデータを効率的に収集、統合、分析することを支援し、リスク管理やコンプライアンス、サステナビリティへの取り組みを強化するプラットフォームを提供している。

このプラットフォームにより、供給元、企業、第三者のデータを高度なAI技術で統合し、データの信頼性と洞察力の大幅な向上が期待される。企業はより正確で包括的な情報に基づいて意思決定を行うことが可能になるのだ。特にグローバルな供給網を有する企業にとっては、サプライチェーン全体にわたるリスクを自動で特定し、その影響を評価・管理する機能が役立つ。また、これは企業が予防的な戦略を構築するための重要なツールとなる。

さらに、トラストレースはエイブリー・デニソンとの戦略的パートナーシップを通じて、供給チェーンの透明性を向上させる取り組みを強化している。トラストレースのプラットフォームは、持続可能なサプライチェーンを構築しようとする企業にとって、強力な支援となるであろう。

(原文)TrusTrace Launches AI-Powered Supply Chain Data Hub that Revolutionizes Data Access for Managing Risk, Compliance and Impact
(日本語参考訳)TrusTrace、リスク、コンプライアンス、影響を管理するためのデータアクセスに革命をもたらすAIを搭載したサプライチェーンデータハブを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  2. ステークホルダーエンゲージメント再考ー対話を“経営の武器”に変えるには

    2025-5-27

    ステークホルダーエンゲージメント再考ー対話を“経営の武器”に変えるには

    TCFD/TNFDを始めとする国際基準では、ステークホルダーエンゲージメントが重視されている。ステ…
  3. 2025-5-27

    CDP、組織再編で環境データ提供の加速を目指す 新体制で顧客対応と影響力を強化

    5月14日、独立環境情報開示システムを運営する非営利団体CDPは、環境保護に資する意思決定を支える…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る