エナジー・キャピタル・パートナーズ、合計67億ドルを調達と発表

5月28日、エネルギー転換・脱炭素インフラへの投資会社であるエナジー・キャピタル・パートナーズ(ECP)は第5の主力株式戦略であるECP V(ファンドV)の最終クロージングで、資本コミットメント総額が44億ドルに達したと発表した。これは、ファンドVの当初の目標額40億ドルを10%上回っており、さらに23億ドルの共同投資資本も調達したことを発表した。

同社によるとファンドVは、発電・再生可能エネルギー・蓄電・サステナビリティと脱炭素化インフラにおける魅力的な成長企業を変革するという、同社の投資戦略を継続するものであるという。

同社は、主に米国と欧州に資産を持つ再生可能エネルギー・電力プラットフォームであるAtlantica Sustainable Infrastructure plcを26億ドル(約4000億円)で非公開化すると発表した。ファンドVはまた、英国を拠点とする大手廃棄物管理事会社ビッファ(Biffa)の非公開化を実行し、インフレ抑制法成立後、初めて操業を開始した炭素回収プロジェクトのひとつであるバイオ燃料プラットフォームHarvestoneにも投資している。同社は2005年の創業以来、電力分野への投資を続けており、特に2018年には米国の天然ガス・再生可能エネルギー発電事業者であるカルパイン社(Calpine Corporation)を非公開化している。

【参照ページ】
(原文)Energy Capital Partners (ECP) Completes $6.7 Billion Fundraise
(日本語参考訳)Energy Capital Partners (ECP) が 67 億ドルの資金調達を完了

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-11

    ESMA、第2回リスク監視報告書を発表し、ESG投資の減速を指摘

    8月29日、欧州証券市場監督局(ESMA)は2024年の第2回リスク監視報告書を発表した。同報告書…
  2. 2024-9-11

    Microsoft、EDPRと20年間の再生可能エネルギー購入契約を締結

    8月26日、再生可能エネルギー生産会社のEDP Renewables(EDPR)は、Microso…
  3. 2024-9-11

    気候技術企業のCarbon Caputure、DACプロジェクトの一時停止を発表

    8月30日、気候技術企業のCarbon Caputureは、新たに声明を発表し、現在の同社の計画に…
ページ上部へ戻る