Fullerton Fund Management、脱炭素にフォーカスしたプライベート・エクイティ・ファンドに150億円超を調達
3月20日、シンガポールを拠点とするアクティブ投資のスペシャリスト、Fullerton Fund Managementは、中国、インド、インドネシア、フィリピン、タイを含むアジアの新興市場で脱炭素化を加速する最前線の企業に投資することを目的としたプライベート・エクイティ・ファンド、Fullerton Carbon Action Fundのアンカー・クローズで1億ドル(約151億円)を調達したと発表した。
Fullertonによると、今回の資金調達は、アジアの気候変動セクターが、ネット・ゼロへの移行に不可欠なファンダメンタルズと、地域的・世界的な気候変動規制の加速によって、長期的な成長に向けた好位置にあることを背景としており、国際エネルギー機関(IEA)は、アジアの新興市場が世界の炭素排出量の約50%を占めると推定している。
新ファンドは、製造業、工業、エネルギー、EV/モビリティ分野の既存企業に投資し、新規市場参入、M&A、持続可能性の改善などの分野で投資先企業の成長を促進しようとする。2024年前半までに少なくとも3件の取引を成立させることを目指している。
同ファンドのアンカー・インベスターには、Temasek Holdingsが100%出資するシンガポールの資産運用グループ、Seviora Groupやシンガポールの保険会社insurer Income Insurance Limitedが名を連ねている。
【参照ページ】
(原文)Fullerton Fund Management raises US$100 million for anchor close of the Fullerton Carbon Action Fund
(日本語参考訳)Fullerton Fund Management、脱炭素の機会にフォーカスしたプライベート・エクイティ・ファンドに150億円超を調達