国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)ジャパンとテラサイクルジャパン合同会社は8月3日、海洋生態系に深刻な被害をもたらす漁具の海洋への流出を防ぐべく、漁具を適切に管理し、使い終わった漁網の回収・リサイクルを促進していくための基本合意を締結したと発表した。
背景について、令和1年に環境省が策定したプラスチック資源循環戦略の重点戦略には「漁具等の陸域回収徹底」が盛り込まれたこと、水産庁も 「漁業におけるプラスチック資源循環問題に対する今後の取組」において漁具の適切な管理やリサイクル技術の普及の必要性に言及したことなどを挙げ説明した。
今後 WWF ジャパンとテラサイクルは、地域の漁業協同組合や自治体などと連携し、使われなくなった漁網を回収し、廃棄漁網を資源として再度活用できるような取り組みを開始する。
【参照ページ】漁具の海洋流出を防ぐ枠組み目指し、基本合意を締結