Zendesk、製品のサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを達成

Zendesk、製品のサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを達成

1月4日、CRMソフトウェアのプロバイダーであるZendeskは、2022年末時点で、製品のサプライチェーン全体、および従業員の出張や通勤関連の排出量についてカーボンニュートラルを到達するなど、気候関連の一連のマイルストーンを明らかにした。

気候関連の成果に加えて、ZendeskはScience Based Targets initiative (SBTi)に参加したことも発表している。SBTiは、気候変動への対処と制限という世界的な目標に、企業の環境持続可能性行動を合わせることに焦点を当てた重要な組織の一つである。

2021年には「ネット・ゼロ・スタンダード」を立ち上げ、ネット・ゼロ・エミッションの達成に向けた企業の取り組みを評価・認証するための厳しい基準を設定している。SBTiはまた、承認された気候変動目標の基準を厳しくし、気候変動の最悪の影響を回避するために必要な1.5℃温暖化の野心に沿った目標のみを受け入れると発表している。

Zendeskは、SBTiに参加することで、1.5℃の目標に沿った気候目標をさらに設定することを約束したと述べている。

同社は、2019年以降、再生可能な電気と証書を100%購入すること、「デジタルファースト」戦略により従業員の出張排出量を削減すること、同社のサプライヤーに気候目標を設定し排出量を削減するよう促すこと、高品質で検証済みの炭素削減オフセットを購入すること、大気中から温室効果ガスを隔離する自然ベースおよびエンジニアリングに焦点を当てた炭素除去ソリューションのポートフォリオに投資するなど、これまでに推進してきた一連の気候重視の取り組みの概要を示した。

【参照ページ】
(原文)Zendesk delivers on carbon neutrality to customers and employees
(日本語参考訳)Zendesk、製品のサプライチェーン全体でカーボンニュートラルを達成

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る