ファミリーマート、プラスチック製のフォークの提供廃止

 

9月21日、株式会社ファミリーマートはプラスチック使用量の削減を目的に、店頭でのプラスチック製フォークの提供を、2022年10月4日(火)から、全国のファミリーマート約16,600店で取りやめることを発表した。

フォークを希望する消費者には、原則フォークの代わりに、竹箸を提供する。なおスプーンについては、これまでと同様に持ち手に穴を空けた軽量化スプーンの提供を継続するという。

本取り組みにより、竹箸などの代替品への移行や、消費者のマイカトラリー利用促進が進めば、プラスチック使用量は年間で約250トン削減される見込みとなる。

ファミリーマートでは、今年4月のプラスチック資源循環促進法の施行を受け、3月に都内10店舗で、プラスチック製フォークの配布取りやめの実証実験を実施した。店舗オペレーションや売上への影響、お客さまからの声などを検証した結果、大きな問題もなく、好意的な意見も多数あったことから今回の取り組みの実施を決定した。

当社では、プラスチックの削減を重要な社会的課題であると認識し、プラスチック使用量の削減や環境に配慮した素材への切り替えなど、さまざまな取り組みを進めている。

また、2020年2月には、環境に関する中長期的目標「ファミマecoビジョン2050」を策定した。持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年及び2050年に向けた中長期目標を設定し、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマにおいて取り組みを進めている。

【参照ページ】
プラスチックの削減効果は年間約 250 トン フォークから竹箸の提供に変更 
2022年10月4日から全国の店舗でスタート

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る