GMとEDF、2027年モデル以降のEPA排出ガス規制に関する推奨原則を発表

GMとEDF、2027年モデル以降のEPA排出ガス規制に関する推奨原則を発表

9月20日、ゼネラルモーターズ(GM)と環境保護基金(EDF)は、2027年モデル以降の乗用車のゼロエミッション、オール電化の未来を加速することを目指した一連の提言を発表した。

本提言は、EPAの次期クリーンカー基準を支援するために、GMとEDFが共同で作成したものである。GMとEDFは、2030年までに販売される新車の少なくとも50%をゼロエミッションとし、2030年モデルで温室効果ガスの排出を少なくとも60%削減し、窒素酸化物と微粒子を劇的に削減し、2035年までに新車の乗用車からテールパイプ汚染をなくすことと矛盾しないことを目指した基準をEPAに設定するように働きかけている。

米国最大の自動車メーカーと主要な環境団体により発表されたこの具体的な共同原則は、クリーンな輸送に向けた歴史的な進歩を示している。

GMとEDFは、以下の原則を提案した。

  • 2035年までに新車の小型車からテールパイプ排出をなくし、ゼロエミッション、オール電化への道を重視すること
  • 自動車メーカーとコミュニティに確実性を与えること
  • EPAの自動車排出基準に対する長年のアプローチを反映したパフォーマンスベースおよびマルチ汚染物質基準を求めること
  • 十分なサービスを受けておらず社会的に弱いコミュニティを支援すること
  • 加速するEV採用を支える順守方法を提供すること
  • EDFと交通省間の調整を促進すること

【参照ページ】
(原文)GM and EDF Announce Recommended Principles on EPA Emissions Standards for Model Year 2027 and Beyond
(日本語訳)GMとEDF、2027年モデル以降のEPA排出ガス規制に関する推奨原則を発表

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る