9月15日、世界最大のホームセンター、ホーム・デポは、同社の2022年の年次株主総会での株主提案に応じて、人種平等と森林破壊に関する評価を作成すると発表した。これらの評価は、これまで同社の年次環境・社会・ガバナンス(ESG)報告書で共有していた、同社の多様性・公平性・包括性(DEI)プログラムの進捗状況、サステナビリティと環境への取り組み、森林破壊に対する行動に関する情報を発展させるものだ。いずれの評価も、専門性が認められた第三者機関により実施される予定。
ホーム・デポのESGの取り組みには、「従業員の重視」「持続可能な運営」「コミュニティの強化」という3つの柱を中心とした積極的な取り組みや目標が含まれている。計画中の評価は、DEIと責任ある森林管理プログラムのベンチマークに役立ち、企業がコミットメントを守る方法を強調し、取り組みを強化する機会を特定するもの。
ホーム・デポの持続可能な森林管理への取り組みは25年以上続いており、責任ある森林管理が世界の生態系の健全性、生物多様性、そして森林に依存して生活する10億人以上の人々を守るために不可欠であるという同社の認識を反映している。同社は、絶滅の危機に瀕した森林を保護し、将来の世代のために木材を保存する努力を支援するため、1999年に初めて木材購入方針を発表した。それ以来、ホーム・デポは、世界中のサプライヤーが持続可能な森林管理を理解し、実践するよう導く活動を続けている。
今回の森林減少報告書は、CDP森林調査への参加計画とともに、より高い透明性を提供し、持続可能な森林経営が前向きな変化をもたらすことを証明する、同社の努力を明らかにするものだ。
同社は、2023年度末までにこれらの評価に関する報告書を一般に公表する予定である。
【参照ページ】
(原文)THE HOME DEPOT EXPANDS REPORTING ON DIVERSITY, EQUITY AND INCLUSION AND DEFORESTATION EFFORTS
(日本語訳)ホームデポ、DEI・森林破壊への取り組みに関する評価を作成