ベンチャーキャピタルEnergy Impact Partners、最大約400億円の脱炭素技術ファンドを組成

ベンチャーキャピタルEnergy Impact Partners、最大約400億円の脱炭素技術ファンドを組成

1月20日、ベンチャーキャピタル投資家のEnergy Impact Partners(EIP)は、ネット・ゼロ移行を加速させることを目的としたアーリーステージの革新的技術を対象とする「Decarbonization Frontier Fund」の立ち上げを発表した。

本ファンドは、すでに新規および既存の投資家から2億ドル以上のコミットメントを集めており、3億5,000万ドル(約400億円)の達成を目指すとしている。

Frontier Fundはすでにいくつかの投資を行っており、その中には低コストで複数日にわたるエネルギー貯蔵システムを開発するForm Energyや産業規模で再生可能エネルギーを利用する水素製造会社 Electric Hydrogen 、ゼロエミッション窒素肥料製造会社Nitricity 、ポイントソース炭素回収会社Carbon America 、経済核融合会社Zap Energy、二酸化炭素排出ゼロの鉄鋼製造会社 Boston Metal 、ゼロカーボンセメント製造会社 Sublime Systems などが含まれている。

【参照ページ】
(参考記事)EIP Launches New Fund to Scale the Boldest Ideas in Climate Tech

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る