日産自動車、EVや持続可能な技術への資金調達を可能とするサステナブル・ファイナンス・フレームワークを策定
8月2日、日産自動車株式会社は、次世代の電動車やバッテリー、環境技術、新しいモビリティ・サービスなどへの資金調達を可能とする「日産自動車・販売金融子会社 サステナブル・ファイナンス・フレームワーク」の策定を発表した。
日産は本フレームワークを活用して、サステナビリティを推進するために必要な資金を調達し、よりクリーン、安全、インクルーシブな世界の実現に向けた取り組みを強化していく。本フレームワークで調達した資金は、再生可能エネルギーの利用、クリーンな生産システム、EV用の充電インフラ、バッテリーの二次利用、自動運転技術などの幅広いプロジェクトで活用される予定で、日産は本フレームワークを通じて資金調達を受ける事業分野や各プロジェクトの適格基準も公表した。
なお、本フレームワークは、グリーンボンド原則(GBP)2021、ソーシャルボンド原則(SBP)2021、及びサステナビリティボンド・ガイドライン(SBG)2021、並びにグリーンローン原則2021、及びソーシャルローン原則2021に適合しており、その適合性については、環境・社会性・ガバナンス(ESG)に関する独立した調査会社であるサステイナリティクスより、外部評価を取得している。
同社はコーポレートパーパス「人々の生活を豊かに。イノベーションをドライブし続ける。」の実現に向け、サステナビリティを事業の中核として位置づけ、グローバルな事業活動を通じて企業として成長し、社会が直面する諸課題の解決に貢献することを目指す。今後もサステナビリティの推進を通じて、ステークホルダーに優れた価値を提供し、持続可能な社会の発展に貢献していくという。