セブン-イレブン、「手巻おにぎり」パッケージのプラスチック使用量を約30%削減

セブン-イレブン、「手巻おにぎり」パッケージのプラスチック使用量を約30%削減

7月4日、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、オリジナルフレッシュフードの主力商品である「手巻おにぎり」のパッケージについて、石油由来のプラスチック使用量の削減の取り組みとして、バイオマス素材の使用量を増やし、さらに薄肉化したフィルムに変更し、全国のセブン-イレブンにて切り替えを進めていることを発表した。

セブン&アイグループでは、グループの環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』におけるプラスチック対策として、オリジナル商品で使用する容器を2030年までに50%、2050年までに100%環境配慮型素材に切り替える目標を掲げている。セブン‐イレブンの「手巻おにぎり」のパッケージにおいては、バイオマス素材の配合や薄肉化を行ってきたが、今回さらなる削減を目指す。パッケージの機能性は維持しながら、これまで難しいとされたポリプロピレン原料のバイオマス素材への置き換えとさらなる薄肉化を実現したことで、環境負荷をより低減したパッケージの導入が可能となった。これにより、石油由来のプラスチックの使用量を1枚当たり約30%削減することにつながる。

また、7月11日にはサステナブルな原材料を採用した新しい食品シリーズ「みらいデリ」の開発を発表した。本シリーズは7月14日から、新商品4品を全国のセブン‐イレブン21,407店舗で販売が開始している。

セブン‐イレブンは今後も、安全・安心で環境に配慮した商品の開発を進めていく。

【参照ページ】
「手巻おにぎり」パッケージのプラスチック使用量を約30%削減

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る