インターコンチネンタル取引所、気候データと分析のプロバイダーであるrisQとLevel 11 Analyticsを買収
12月9日、Intercontinental Exchange(ICE)は、気候に特化したデータ・分析会社であるrisQ社とLevel 11 Analytics社の買収を発表した。これにより、米国の債券、地方債、住宅ローン担保証券市場におけるオルタナティブ・データの提供に、地理空間情報に基づく気候リスク・モデリング機能が加わった。
2016年に設立されたrisQ社は、地方債の保有者に気候変動がもたらす複雑な財務リスクをモデル化している。2019年に設立されたLevel 11 Analyticsは、地理空間機械学習技術を活用して、透明性の高い経済、人口統計、気候、ビジネス分析を提供している。両社はそれぞれのデータを統合し、金融証券にマッピングすることで、高品質な気候リスク分析と投資意思決定ツールを提供している。
ICEとrisQは、2020年初頭から共同で、米国の地方債投資家にICE Climate Riskソリューションを通じて定量化可能な気候リスク情報を提供しており、後に社会的影響スコアを提供内容に統合し、Level 11は基盤となる地理空間技術と分析を多く提供している。
【参照ページ】
(原文)ICE Expands Climate Change and Alternative Data Capabilities With Acquisitions of risQ and Level 11 Analytics
(日本語訳)ICE、risQとLevel 11 Analyticsの買収により、気候変動と代替データの機能を拡大