6月2日、デンマークのサプライチェーンに特化した気候変動対策技術の新興企業であるZeroNorthは、海運における脱炭素化のさらなる加速を目的に、シリーズB投資ラウンドで5000万ドル(約64億円)以上を調達したと発表した。
本資金調達には、成長株のPSGエクイティが新たに参加したほか、物流会社のA.P. Moller Holdingや食品・農業関連企業のCargillなどの既存投資家も参加している。
ZeroNorthは、世界の海運業界が商業的なパフォーマンスを維持しながら、排出量を削減し、気候に与える影響を軽減するためのさまざまなソフトウェアソリューションを提供している。同社のSaaSプラットフォームは、船主やオペレーターがリアルタイムでビジネスを最適化し、環境への影響と収益性を改善するための知見を提供する。
ZeroNorthによると、2021年の21万8000トンから、2022年には50万トン以上のCO2排出量削減に貢献する見込みである。今回の資金調達で得た資金は、製品イノベーションへの投資、顧客対応チームの拡大、M&Aの追求に充てる予定だ。
【参照ページ】
(原文)ZeroNorth secures over $50 million in Series B investment
(日本語訳)気候技術スタートアップZeroNorth、5000万ドルを調達