UNEP FI、新たなリーダーシップ評議会設立。サステナブル・ファイナンスの流れを加速

UNEP FI、新たなリーダーシップ評議会設立。サステナブル・ファイナンスの流れを加速

11月18日、UNEP FIは、金融セクターをさらに活性化しサステナブル・ファイナンスを加速させることを目的とした、新しいリーダーシップ評議会の設立を発表した。

本評議会には、現在、UNEP FIのガバナンス機関であるグローバル運営委員会、責任ある銀行業務のための原則委員会、持続可能な保険のための原則委員会のいずれかに所属している銀行および保険会社のリーダーが参加する。国連事務次長兼国連環境計画事務局長のインガー・アンダーセン氏が議長を務める本評議会は、より強靭で公正かつ公平な未来のために、世界の金融業界を動員する重要な役割を担う。

19名の評議会メンバーには、Aon plc、African Risk Capacity Ltd、Allianz SE、AXA、Banco Hipotecario de El Salvador、BBVA、BNP Paribas、CAF、ICEA Lion、Insurance Australia Group、Nordea、Piraeus Financial Holdings、QBE、Shinhan Financial Group、Standard Bank、SulAmérica、TD Insurance、Vancity、Westpac GroupのCEOおよび議長が含まれている。

評議会は毎年開催され、業界全体で持続可能性の統合を形成し、主流化し、深化させる上でのUNEP FIの役割と国連の役割を方向付けるために、ビジョンと戦略的方向性を提供する。また、持続可能で弾力性のある包括的な経済を支援するために、金融界を動員していく。

第1回会合は11月末に開催され、ESGリスクと影響の主流化と統合、金融活動の調整、サステナビリティの統合、「グリーンな取引」から「グリーンな機関」への移行に向けた課題、ビジョン、解決策について検討する。会議の概要はイベント終了後に発表される。

【参照ページ】
(原文)NEW UNEP FI LEADERSHIP COUNCIL MARKS A STEP-CHANGE IN SUSTAINABLE FINANCE LANDSCAPE
(日本語訳)サステイナブル・ファイナンスの流れを一変させる、新たなUNEP FIリーダーシップ評議会設立

関連記事

“CSAのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-5

    フランス政府、CSRDの見直しを発表

    1月20日、フランス政府は、欧州連合(EU)の企業競争力を向上させるため、規制および行政手続きの簡…
  2. TNFD開示の準備は万全?2025年の開示ポイントと追加対応を徹底解説

    2025-2-5

    TNFD開示の準備は万全?2025年の開示ポイントと追加対応を徹底解説

    2025年内には、日本企業によるTNFD開示が進むと想定される。2024年にTNFDを宣言した企業…
  3. 2025-2-3

    EcoVadis、CSRDアンケートを追加したサステナビリティ管理ソリューションを発表

    1月22日、エコバディス(EcoVadis)は、グローバルなサプライチェーン向けサステナビリティイ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る