
7月15日、シュナイダーエレクトリックは、企業のスコープ3排出量削減とネットゼロ実現を支援する新たなデジタルプラットフォーム「Zeigo™ Hub」を正式に発表した。本プラットフォームは、脱炭素化に向けたグローバルなサプライチェーンの課題に対応し、透明性とインパクトのある行動を同時に促進する構造となっている。
Zeigo Hubは、サプライヤーの規模や成熟度に関わらず参加を可能にし、ガイド付きのオンボーディングや学習ツール、排出量計測支援機能を備える。静的なデータ収集ツールとは異なり、双方向の協働と段階的な脱炭素化アクションを重視し、CDPやCSRDなどの国際的な開示基準にも対応したデータ構造を提供する。
すべての招待されたサプライヤーには、個別の脱炭素化ロードマップとソリューションへのアクセスが無償で提供される。スポンサー企業が全費用を負担することで、経済的な障壁を取り除き、広範な関与を実現している。
さらに、Zeigo Hubは高度なエージェンティックAI機能を搭載し、データ入力の自動化、個別最適化された招待プロセス、進捗監視などを通じて、サステナビリティ施策の迅速な実行を支援する。同プラットフォームは5月に発表された同社のAIネイティブ・エコシステムの第一弾製品でもある。
シュナイダーエレクトリックはすでに「Zero Carbon Project」など20件以上の国際的プログラムを展開し、2,700社を超えるサプライヤーと協働してきた。Zeigo Hubは今後、こうしたプログラムの技術基盤として機能し、脱炭素化のスケールアップを促す。
(原文)Schneider Electric Launches Zeigo™ Hub: A Scalable Platform to Accelerate Supply Chain Decarbonization and Empower Global Net-Zero Ambitions
(日本語参考訳)シュナイダーエレクトリック、サプライチェーンの脱炭素化を加速し、世界のネットゼロ目標を支援するスケーラブルなプラットフォーム「Zeigo™ Hub」を発表