アクティブ・スーパーに約10億円の制裁金、グリーンウォッシングで豪裁判所が判断

3月18日、オーストラリア連邦裁判所は、アクティブ・スーパー(Active Super)によるグリーンウォッシング行為に対し、1050万豪ドル(約10億円)の制裁金を命じた。これは豪証券投資委員会(ASIC)による3件目のグリーンウォッシングに関する訴訟結果である。
2024年6月、アクティブ・スーパーは、環境・社会・ガバナンス(ESG)投資方針に反し、賭博、石炭、ロシア企業などへの投資を行っていたと判明。該当する企業には、SkyCity Entertainment(賭博)、GazpromおよびRosneft(ロシア企業)、Shell(オイルサンド)、Whitehaven Coal(石炭)が含まれる。
裁判所は、アクティブ・スーパー(旧LGSS)が約2年半にわたり投資家を誤認させる行為を継続し、その説明責任を果たさなかった点を重く見た。2025年3月1日には、同社はVision Superと合併している。
(原文)Active Super ordered to pay $10.5 million penalty in ASIC’s third greenwashing court action
(日本語参考訳)アクティブ・スーパー、ASICの3度目のグリーンウォッシング訴訟で1,050万ドルの罰金支払いを命じられる