11月25日、SGSは企業がCSRD(企業サステナビリティ報告指令)への対応を進めるための3つの新サービスを発表した。この包括的なサービスは、ESG(環境・社会・ガバナンス)報告および開示を強化することを目的としている。新たに提供されるサービスは、以下の通り。
- CSRD事前保証
CSRDに基づく報告の正確性と一貫性を確保するための「ドライラン」アプローチを提供。報告内容のギャップ分析や改善を通じて、正式な保証プロセスの準備をサポートする。 - ESG開示とサステナビリティ・レポートの保証
ESG情報の正確性を確保し、規制基準への準拠を支援。グリーンウォッシングの回避や法的リスクの軽減に寄与する。 - ESG KPIの検証および保証
ESG開示指標や目標の独立した検証を行い、サステナブルファイナンスや投資家の意思決定を支援。サプライチェーンの透明性向上やデューデリジェンスにも活用できる。
SGSは、20年以上にわたりサステナビリティ報告書の保証を提供してきた実績を活かし、これらのサービスを「IMPACT NOW for sustainability」スイートの一環として提供する。同スイートは、気候変動や生物多様性の損失、汚染と廃棄物といった地球規模の課題に取り組むための取り組みを強化するものである。
SGSのCEOであるジェラルディーヌ・ピコー氏は次のように述べている。
「IMPACT NOWの導入により、企業がサステナビリティの課題に対応し、規制基準を満たしながら持続可能な未来への貢献を強化するための信頼性あるソリューションを提供する。」
企業に対するサポートを通じ、SGSはサステナビリティの複雑性を明確化し、より良い未来の実現に向けた行動を促している。SGSの専門家チームは、透明性と実効性を重視したサービスを通じ、顧客の持続可能な成長を支え続ける。
SGSの取り組みは、単なるビジネス戦略にとどまらず、社会と環境への積極的な貢献を目指すものである。今後も企業と共に、より自然肯定的で汚染のない世界の実現を目指す。
【参照ページ】
(原文)SGS Unveils Trio of Services to Tackle CSRD Compliance and ESG Disclosure
(日本語参考訳)SGS、CSRDコンプライアンスとESG情報開示に取り組む3つのサービスを発表