Amcor、食品・ヘルスケア市場向け先端リサイクル材料の開発を推進

Amcor、食品・ヘルスケア市場向け先端リサイクル材料の開発を推進

12月5日、責任あるパッケージングソリューションの開発と生産で世界をリードするAmcorは、2030年までにポートフォリオ全体で再生材料30%を達成するという目標を支援するために、エクソンモービルと5年間の契約を結び、認証済みの丸型ポリエチレン材料を購入すると発表した。購入量は毎年増加し、5年後には年間10万トンに達する予定である。

Amcorは、エクソンモービルのExxtendTM技術による高度なリサイクル技術を活用し、再生プラスチックに対する厳しい安全基準を満たすことが求められるヘルスケアおよび食品業界を中心に、世界各地のポートフォリオでこの材料を活用する予定である。本契約は、Amcorが今年初めにエクソンモービル社から購入した認定環状ポリエチレン原料を拡大するものである。

Amcorは、すでに世界中の顧客に再生材を含むさまざまなソリューションを提供している。その中には、オーストラリアのCadbury Dairy Milk、Caramilk、Old Goldファミリーブロックのパッケージを30%の食品用再生材に変更したMondelez International社も含まれている。

Amcorは、2025年までにすべての製品をリサイクル、再利用、堆肥化できるようにするという公約を達成し続けており、すでに総生産重量の74%がリサイクル可能な設計となっている。

【参照ページ】
(参考記事)Amcor drives progress on advanced recycling materials for food and healthcare markets

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る