アクセンチュア、BOSLANを買収しネットゼロインフラ投資を最適化

8月2日、アクセンチュアはスペイン・ビルバオに本社を置くBOSLANを買収したと発表した。BOSLANは、大規模インフラプロジェクトの管理サービスを提供しており、主に再生可能エネルギー、スマートグリッド、電気自動車充電インフラ、データセンターなどの設計・施工管理を行っている。

BOSLANはスペインとブラジルを中心に1,000人以上のエンジニアとプロジェクトマネージャーを擁し、今回の買収により、アクセンチュアはAIやデジタル技術を活用した資産ライフサイクル管理を通じて、ネットゼロインフラプロジェクトの効率化とカーボンニュートラル化の促進を図ることが可能になる。

BOSLANの買収は、アクセンチュアがヨーロッパにおいて初めて実施する大型プロジェクトであり、昨年北米でAnser AdvisoryやComtech Groupを買収した動きに続くものだ。2023年にはヨーロッパでのクリーンエネルギー投資が約3410億ドルに達しており、今回の買収はこの分野でのサービス強化を目的としている。

【参照ページ】

(原文)Accenture Acquires BOSLAN to Help Clients Optimize Investments in Net-Zero Infrastructure

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-5

    パナソニック、EV普及時代に向けたエネルギーマネジメント実証実験を開始

    8月22日、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(以下「パナソニック」)は、大阪ガスマーケ…
  2. 2024-9-5

    SBTi、建築セクター向けに1.5℃シナリオに整合する脱炭素化フレームワークを発表

    8月28日、SBTi(Science Based Targets initiative)は、建築セ…
  3. 2024-9-2

    企業が持続可能性を推進するためのデータとAIの役割が浮き彫りに

    8月28日、キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートが発表した最新レポート「Data-Pow…
ページ上部へ戻る