6月11日、エネルギー会社トータルエナジーズと産業ガス会社エアープロダクツは、欧州内において15年間で7万トンのグリーン水素供給契約を発表した。このグリーン水素の供給により、年間約70万トンのCO2排出が削減される見込みである。
本パートナーシップは、昨年開始された年間50万トンのグリーン水素供給に続く、トータルエナジーズのイニシアティブである。同社は2030年までに、グリーン水素エネルギーに置き換え、年間約500万トンのCO2排出量を削減することを目指している。
エアープロダクツは、再生可能エネルギーを利用して水素を抽出するグリーン水素を含む、エネルギー転換プロジェクトと低炭素水素製造に150億ドルを投じている。
さらに、両社は再生可能エネルギーの供給に関する再生可能電力の供給に関する覚書を締結。覚書では、テキサス州の太陽光発電プロジェクトから生産される150MWのエネルギー供給に関する電力購入契約(PPA)が含まれる。なお、英国、ポーランド、フランスでもさらなるPPAの機会を模索する予定である。
本提携は、エネルギーおよび産業部門における持続可能性目標の達成とカーボンフットプリントの削減に向けた重要な一歩となる。
【参照ページ】
(原文)TotalEnergies and Air Products Green Hydrogen Deal | News Release
(日本語参考訳)欧州製油所の脱炭素化 トータルエナジーズ社とエアープロダクツ社との間で、グリーン水素の供給に関する最初の契約が締結された。