6月5日、サステナビリティ・アドバイザリーファームのERMはオーストラリアの気候リスクおよびエネルギー移行コンサルティング企業であるEnergeticsを買収したと発表した。この買収により、ERMはオーストラリアおよびアジア太平洋地域全体での戦略的アドバイスと実地実行能力を強化する。
Energeticsは、企業が気候変動リスクを評価し、持続可能なエネルギー戦略を策定するためのコンサルティングを提供している。特に、エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの採用、排出削減目標の設定など、具体的な行動計画を策定し実行する能力に優れている。
ERMは、この買収により、Energeticsの持つ脱炭素化戦略や気候リスク評価、適応計画の専門知識が加わることで、ERMのサービスの幅が広がり、特にエネルギー市場およびサービスにおいて企業や投資家がオーストラリアのエネルギー移行に関してのリスク回避するための支援が強化できるとしている。同社は2022年にもオーストラリアの気候コンサル会社Point Advisoryを買収しており、今回の買収はESGコンサルティング及びアドバイザリービジネスの推進に向けた戦略的拡大である。
【参照ページ】
(原文)ERM to acquire climate risk and energy transition consultancy Energetics
(日本語参考訳)ERM、気候リスクとエネルギー移行のコンサルティング会社Energeticsを買収