MSCI、新たなサステナビリティに関する債権指数を発表

6月13日、MSCIは、新たな債権指数としてGlidepath Corporate Bond Indexesを発表した。本インデックスは、ESGスコアや温室効果ガス(GHG)排出量などの要素を用いて親指数から特定の特徴を持つ指数へ段階的に移行させるもので、最終的にはESGや気候変動などの目標に沿ったポートフォリオへの移行が可能になるとされている。指数には、MSCI ESGリサーチの企業評価や研究データが使用されている。

指数は月次でレビューされ、再構成は毎月の最初の営業日に実施される。MSCIはこの新しい指数によって、機関投資家に対してポートフォリオ移行の新たな視点を提供することを目指している。

さらに、MSCI ESGリサーチにおいて、環境、社会、ガバナンス(ESG)リスクおよび機会の管理を測定する。また、気候変動メトリクスも提供し、投資家が気候リスクと機会を投資戦略に統合するのを支援するとしている。

【参照ページ】
(原文)MSCI GLIDEPATH CORPORATE BOND INDEXED METHODOLOGY
(日本語参考訳)グライドパス社債インデックスの方法論

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る